学会長挨拶

 令和3年4月から土屋英男会長の後を引き継ぎ、学会長をお引き受けることになりました日本大学生物資源科学部の渡辺慶一です。本会に入会して10数年と浅く、会の運営も初めてですが、選ばれた以上、微力ですが精一杯、努めようと思います。
 新型コロナウィルス感染拡大のため、昨年の第78回大会(広島大会)の研究発表および高校生ポスター発表は誌面開催となりました。広島大会事務局の先生方にはお世話になりました。今年になってワクチンの接種が始まっておりますが、早く収束することを願っております。そして、大会で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
 本学会は農業教育について学術的成果を高めるとともに、学会員の親睦を目的にしております。農業は生産のみならず環境保全、生命に対する理解、食料の供給、食育、人間活動における植物・動物との関わりなど農業における多面的な機能もっています。教育も幼児教育、小・中学校の社会科,理科教育、環境教育、高等学校、大学での専門教育、職業教育など、農業を学ぶ意義は大きいと思います。本学会の会員は小、中学校、高校の先生をはじめ、教育の専門家から農業分野の技術・研究者まで多岐にわたっています。教育の現場で実践されている先生方の実践記録などを大会でのご発表をお願い致します。
 これまで、歴代の会長、役員、会員の方々のご尽力により、農業高等学校意見文コンクール、栽培・飼育教材開発コンクールが実施されてきました。学会の取り組みとして期待されているところです。
 2019年10月に学会員を対象に、学会員の現状把握と学会の今後の課題とあり方に関するアンケートが実施されました。これらの結果は学会誌第51巻第1号に掲載されています。この結果をもとに、学会員の意向に沿った学会の改革の資料とし、学会員へのサービスを充実させていきたいと思います。本学会には会員数、特に将来を担うべき学会員の拡充、学会会計など課題があります。しかし、本学会には講演会、研究発表会におけるアットホームな雰囲気がございます。農業教育のよりよい発展には、あらゆる会員による研究、情報交換が大切です。学会情報の発信手段としての雑誌発行のほかにホームページをリニューアルし、会員の皆様と知恵を出し合ってより良いものにしたいと思っております。
 学会のさらなる発展に向けて努力いたします。皆さまと共に日本農業教育学会のさらなる前進を続けていきたいと思います。会員皆様のご支援、ご協力を賜りますようどうぞよろしくお願いします。
 4月から新しい役員をお願いしました。お願いした先生方いずれも快くお引き受けいただきありがとうございました。皆さんで協力して学会の運営を進めていきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

令和3年5月吉日
学会長 渡辺慶一